Freddie Hubbard / Open Sesame (1960)
2005年 09月 18日
表題曲M1「Open Sesame」のラテンのリズムに乗る東洋的なメロディーといい、M3「Gypsy Blue」の演歌調といった具合に作者であるTina Brooksが本作の立役者と言えましょう。
Freddie Hubbard自身の若々しく溌剌としたトランペットを軸に、唯一の正式なリーダー作『True Blue』(1960)録音直前のTina Brooksによる線は細いが黒いテナーサックスが光り、本作がBlue Note初録音のピアニスト、McCoy Tynerの細やかな鍵盤捌きが色を添えます。