Saint Etienne / Foxbase Alpha (1991)
2006年 01月 25日
発売当時まだまだ割高だったイギリス盤CDを試聴もせずに購入した訳ですが、案の定打ち込みサウンドが肌に合わずに2年以上放置していました。
サンプラーと定番のシンセサイザー、そして生楽器を少々駆使することによってそれなりの安っぽさを獲得しとろけるような女性ヴォーカルを包み込めば、そこには忽ちスウィンギン’80sの匂いが立ち籠めます。
間奏曲を交えた流れには減り張りがあり、完全に解体されたM2「Only Love Can Break Your Heart」Neil Youngをはじめ、胸躍るM6「Spring」やM9「Nothing Can Stop Us」、ひんやりとしたM11「London Belongs To Me」などが秀逸です。
今以て彼らが現役として活動していることに驚きを禁じえません。