Ride / Leave Them All Behind EP (1992)
2006年 08月 09日
M1「Leave Them All Behind」はデビュー・アルバム、『Nowhere』(1990)や『Today Forever EP』(1991)の延長線上にある轟音ギターが吹きすさぶ、サイケデリック風味も香しい1曲です。
たわむようなベースラインが重たいグルーヴを叩きつけ、けたたましいドラムスの弾け具合をも含めて大きなうねりにひと飲みされそうな長尺曲です。癖になります。
M2「Chrome Waves」は件の『Going Blank Again』に収録されている同曲のヴァージョン違いに当たります。個人的にはどちらも印象が弱いです。
M3「Grasshopper」は10分以上に渡る、ライヴの場で映えそうな勢いに任せただけのような感もあるインストゥルメンタル曲です。身を任せていますとその心地よさに溺れて呆けた心境に陥ります。
Teenage Fanclubの『King』(1991)に通じる音の感触ですが、こちらの方が骨太です。
この日本編集盤CD『Grasshopper』(1992)は件の『Leave Them All Behind EP』と先に採り上げた『Twisterella EP』の収録曲それぞれを盛り込んだ1枚です。