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by chitlin

The Pixies Three / Party With The Pixies Three (1964)

 あまりにも溌剌としたガール・グループぶりが耳に突き刺さるThe Pixies Threeのパーティー・アルバム、その名も『Party With The Pixies Three』 (1964)です。
 『ジャケガイノススメ』という売り方をせずとも意義のある世界初CD化です。

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 1963年発売のM8「Birthday Party」をA面にしたシングルでレコード・デビューを果たした(B面は今回追加収録されたうちの1曲、M13「Our Love」)高校生3人組の刹那を封じ込めたこのアルバムには、その後の2枚目と3枚目のシングル曲も含まれています。

 最初の2枚のシングル盤の録音がフィラデルフィアの地で行われた縁でしょうか、このアルバムの録音には当時17歳だったというLeon Huffが曲書きと鍵盤で参加していると解説にあります。

 内容としては騒々しいことこのうえないガール・ポップの典型とも言えなくもないのですが、M1「Welcome To The Party」が幕開けを賑々しく飾り、本編最後のM12「After The Party」で乱痴気騒ぎの余韻と閑散とした雰囲気を漂わせるという立派なコンセプト・アルバムとして成立しています。

 追加収録曲の中には件の2枚目のシングル盤のA面曲であるところのM14「Cold Cold Winter」も含まれています。噂に違わず、「君は天然色」大滝詠一の元になったことが一目瞭然です。
 また、確かにPhil Spector風味云々にも頷けるところがあります。

 ブリティッシュ・インヴェイジョンがアメリカ全土で吹き荒れる最中にこの唯一のアルバムを残して芸能産業海の藻屑と消えたのでした。幸いにしてアルバムを制作することが出来ただけでも救われるというものです。
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by chitlin | 2006-10-25 23:57 | Pop/Rock