Hey Ho Let's Go!


by chitlin

Georgie Fame / Rhythm And Blues At The Flamingo (1964)

 Georgie Fameの“コンプリート・コレクション”の第1弾、『Rhythm And Blues At The Flamingo』(1964)を先の連休を利用してやっとこさ聴いてみました。
 待ちに待ったCD化、しかも紙ジャケット仕様であれば購入しない手はありません(←去年の話ですけれど)。

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 百聞は一聴にしかず、ジャズやブルービートをも織り交ぜつつ有名どころのR&Bを粋に解釈し倒したデビュー・アルバムにしてライヴ盤という当時としては特例扱いというのにも頷ける内容です。
 ミッド・センチュリー独特のヒップな感覚を今更ながら味わうというのも乙なものです。

 James Brownで知られるM1「Night Train」からして絶好調のノリの良さで以て観客を大いに沸かせます。

 いっぺんで気に入ってしまったのがM4「Eso Beso」とM7「You Can't Sit Down」です。
 隠し味のコンガもほどほどに、バックを務めるThe Blue Framesが繰り広げる鉄壁の演奏に惚れ惚れとしてしまいました。

 そのThe Blue FramesのギタリストがあのBig Jim Sullivanであることも初めて知りました。Ritchie BlackmoreやJimmy Pageの師匠筋に当たるという裏方であっても大物セッション・ミュージシャンとして名を馳せる人物ではありませんか。

 先日、evergreenさんが紙ジャケット仕様にて初CD化された『Tiger』(1976)という作品をご紹介されています。そのTigerというグループを率いたのがBig Jim Sullivanという訳でして、ブリティッシュ・ロックの人脈の奥深さを目の当たりにする次第です。

 また、Booker T & The MG'sのシングル盤を聞いてハモンド・オルガンを購入したという逸話を持つGeorgie Fame自身が叩き出すグルーヴにも降参です。

 当然、ヴォーカル曲も取り揃えられていますので彼の歌声を堪能することが出来ます。
 同時期に紙ジャケットCD化されたSpencer Davis Groupが擁する天才少年、Steve Winwoodとはひと味もふた味も違う喉の持ち主です。

 本ライヴ音源のアウト・テイク2曲と最初のEP『Rhythm & Blue-Beat』ほかを引っ括めまして10曲も追加するという荒業然り、ようやく世界初CD化に漕ぎ着けた甲斐あって今までの不遇ぶりを払拭するかの如くこれでもかというてんこ盛りに満腹中枢が機能不全に陥りそうです。

 それはそうと、当時の会場の熱気を閉じ込めた生々しいこの記録。酔っぱらっては夜通し踊り騒いでいたであろうモッズの蠢きを含めて猥雑な雰囲気が満点の内容に大満足です。
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by chitlin | 2007-02-17 15:06 | Pop/Rock