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by chitlin
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The Springfields / Wonder (1991)

 今回の『Wonder』(1991)はChoo Choo Trainの中心人物の1人であるRic Menckがリーダー格として歌とギターを担当したグループ、The Springfieldsの7インチ・シングルです。
 もともとがドラマーなのでドラムスも叩いているでしょうし、連れのPaul Chastainも勿論、参加しています。

 
The Springfields / Wonder (1991)_e0038994_0395999.jpg

 The Springfieldsの代表曲と言うと同じくSarah Recordsに残した「Sunflower」(1988)ばかりが何かと取り沙汰されるんですが、断然好きなのがA面のM1「Wonder」なんですよ。

 1991年発売なのでChoo Choo TrainからVelvet Crushへとっくに移行している時期なんでしょう、きっと。当然、音にも反映されているので「Sunflower」と比べて筋肉質になって戻って来たなぁという感じです。
 そうは言っても細かいところ、例えばヴォーカル・ハーモニーなんかは良く練られていますし、曲の構成もひと捻り効いてます。

 B面のM2「Tomorrow Ends Today」は、結局レコード化されず仕舞いとなった初期Primal Screamのカヴァー曲だそうです。
 それはもう完全に『Sonic Flower Groove』(1987)の頃のサウンドを再現したような1曲なんです。あの甘ったるくて、そしてキラキラした感じがたちまち甦って来ますよ。
 ええ、『Sonic Flower Groove』を売り飛ばしてしまったことは確かですけれどね。(コラ
 あと、この“Tomorrow ends today”というフレーズが堪らなく素敵です。今日のようなショッパイ一日も明日が来れば何でもないやーい、てな感じで。

 それにしてもRic Menckたちが嬉々として演奏している様子が目に浮かびますね。Teenage Fanclubと同じで、好きなんだからとりあえず楽しんで演ってしまおうというようなスタンスなんじゃないかなと。好きです、そういうの。
by chitlin | 2007-04-06 00:43 | Pop/Rock