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by chitlin

The Jimi Hendrix Experience / Are You Experienced? (1967)

 唐突ですけれども(←いつものことですね)The Jimi Hendrix Experienceの『Are You Experienced?』(1967)の登場です。

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 今から40年も前の作品ということは、当時48歳の方々が米寿を迎える訳です。(←当たり前です)

 天賦の才と言いましょうか、ほかに喩えようがないJimi Hendrixというギタリストはこれからも絶対的な存在でしょう。

 その超絶的な技巧に勝る者が居ないのは勿論なのですけれど、ギターの音色が何と言っても色っぽいのです。
 特にライヴ映像を目の当たりにしますと彼の恍惚とした表情と相俟って艶かしさも倍増です。

 以前からCDでは当時の初期シングル曲が当たり前のように追加収録されていまして、こちらとしても殊更に意識することもなく得した気分にすらなって最後まで聴いてしまいます。
 今では多少の違和感を覚えつつも結局、M12「Hey Joe」やM13「Stone Free」、M14「Purple Haze」などの強烈な印象ばかりが残ってしまう訳なんです。

 当時、逸早くレコード化されたというThe Leaves版の「Hey Joe」を以前に聴いたこともありますけれど、同名異曲と思えてしまうほどに解釈の違いが際立っています。

 アルバム本編では下手をすると、エッジの立ちまくったM8「Fire」くらいが耳にこびりつく程度かも知れません。
 思わず冷や汗が・・・。

 それにしても、もともとは様々な花形ミュージシャンのバック・バンドの一員としてR&Bを演奏していたというのに、何だってたった3人でロック・ミュージックを演ろうだなんてことになったのでしょうか。
 マネジメントの方針と言ってしまって簡単に済むことでもないように感じますけれども。

 あの時代、ロック・ミュージックは何よりも自由度が高く、素速くミュージシャンの表現衝動に対応することが出来る機動性を得ていたということなのでしょうか。

 結果的に晩年となったBand Of Gypsysの辺りではファンクの色濃い楽曲が特徴ですけれど、わざわざロック・ミュージックを経由して再びブラック・ミュージックへと向き合いながら、独自のファンクを完成させつつあったというのは非常に興味が尽きないところです。

 最近ならば、Prince(聴き手としては役不足ではありますけれども)がギターを弾き倒している新曲、その名も「Guitar」を耳にする機会が割合とありますので、安易なことにそこからJimi Hendrixsを連想してしまいます。

 Princeの創作意欲にしても人並み外れたものがあるのは周知の通りではありますけれど、それでも格の違いと言いましょうか次元が違うことを改めて思い知らせてくれます。

 野暮なことを申し上げるのはこの辺にいたしまして。

 Jimi Hendrix自身が間違いなくブルースやR&Bを出発点としていることからも、言うなれば孤高のサイケデリック・ブルースが永遠に轟き続けるでしょう。
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by chitlin | 2007-06-29 00:32 | Pop/Rock