Punch The Monkey! Lupin The 3rd; The 30th Anniversary Remixes (1988)
2007年 07月 16日
これがまた驚異の確率なんですよ。
何がって、腐れ縁で20年になる付き合いがある友人が3人おりまして。その内の2人が本盤を発売と同時に購入したということなんです。
私、chitlinを含めますと3人ですよ!
この4人で集合することが多いと言いましてもあり得ない話ですよ、こんなことは。何せ音楽の趣味など合うどころか話題にすらなりませんから。
ただし、そこは『ルパン三世』です。アニメの再放送を繰り返し観ては刷り込まれたものがありますし、映画『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)などは絶対に外せませんので。
本盤について、ひと言で言ってしまうと各人の個性がうまいこと露になった好盤です。
ラーガ風味を織り交ぜたM1「ルパン三世'80(Latinラヴ&ピース Calucatta Mix)」で早速乗せられまして、あとはリミキサーたちが嬉々として作り上げた自慢の品々をつまみ食いでもして行くかのように聴き進むことが出来ます。
M2「ルパン三世'78(Walther P99 Mix)」の冒頭ではクラリス姫に対する銭形警部の名台詞、“奴はとんでもないもの盗んで行きました あなたの心です”が挿し込まれております。
これには堪えられないものがありますね。
M9「ラヴ・スコール(Fujiko's Love Mix)」にしても原曲を上回るほどの艶やかさです。
いちばん気に入っているのはM3「ルパン三世主題歌Ⅰ(F.P.M.'s Reconstruction Mix)」でしょうか。
構成に長け、硬質な感触と疾走感が何とも格好良い塩梅に仕上がっていまして、武者震いをしていまうほどです。