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Hey Ho Let's Go!


by chitlin

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スーパーカー / A (2005)

 ちょうど1年前に解散したスーパーカーがそれまでに発売したシングル曲を並べた編集盤が『A』です。

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 さして彼らの熱心な聞き手でもなく作品に触れる機会も少なかったにも拘らず、今更ながら耳を傾けてみると勝手に目を細めるようになり母性が頭をもたげて来ます。

 1997年のデビュー曲であるM1「Cream Soda」と映画『ピンポン』(2002)の主題歌、M11「Yumegiwa Last Boy」との落差には目を見張るものがあります。
 青森県からギターバンドとして出発し、エレクトロニカに接近、そして原点回帰。本作では彼らの急成長ぶりが手に取るように判る訳です。

 M2「Lucky」での男女掛け合いヴォーカルを聴く度に、止めどなく切ない気持ちになります。
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by chitlin | 2006-02-27 22:40 | J-Pop

Howdy Moon / Howdy Moon (1974)

 紙ジャケットCDによる復刻を密かに待ち望んでいましたので、ようやく購入して参りました。今回発売分の『名盤の殿堂』シリーズからも目が離せません。

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 早速、聴いてみますと想像以上の瑞々しさに包まれた音楽が鳴り始めました。はち切れんばかりの生命力の息吹きをそこかしこに感じます。実に健やかな音粒が湧き上がって35分余りが過ぎ去って行きます。

 Judy Collinsに見初められたというVarerie Carter作のM8「Cook With Honey」の美しさといったら、只々聴き惚れるのみです。
 そのM8「Cook With Honey」に3人のハーモニーが溶け合うM9「For Tonight」、M10「Millstream」と畳み掛ける終盤には思わず心奪われてしまいます。

 裏ジャケットに掲載されている小さな活字の詳細なクレジットを追ってみますと、愕然としてしまいます。なんという贅沢な制作陣でしょう。腕っこき達がよってたかって、しかし抑制の効いた仕事をこなしている訳です。

 敢えて言うのなら、金延幸子の『み空』(1972)を無理矢理、連想してしまいました。

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by chitlin | 2006-02-25 21:37 | Pop/Rock

近況報告

 先日、予約販売が始められたという「ガチャピン&ムックの刻印入りiPod nano」でお分かりのように今以て熱い視線を浴びるガチャピンとムック。

 フジテレビの人気幼児番組『ポンキッキーズ』にて活躍中の謎の長寿キャラクターですが、ガチャピンのチャレンジ精神と身体能力には唖然とさせられます。

 スカイダイビングやパラグライダー、スキューバダイビングに水上スキー、スノーボード、果てはイルージョン・・・。

 そんな恐竜(5歳)のガチャピンがまたまたやらかしてくれました。我々の知らない内にこちらが既成事実になっている訳です。

 地球を守るもう一つの「科学忍者隊」のストーリーが幕を開けてしまったそうです。
 大苦戦を強いられていたガッチャピン1号に4人の仲間が突如現れてしまったそうです。見た目は全員、ガチャピンです。紅一点の3号ですらガチャピンそのものです。

 因にムックは博士という設定です。ムック博士の指令のもとにガッチャピンは世界中を駆けめぐる、と。
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by chitlin | 2006-02-24 22:57 | 雑感
 番傘を手にしたメンバー写真をあしらった鮮やかなジャケット・デザインが目を惹く3作目です。

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 小気味よいリズムを持つThe Beatlesのカヴァー曲、M1「With A Little Help From My Friends」がこれから始まる何かを期待させてくれます。

 軽やかなM2「Roda」、しっとりと聴かせるM3「Like A Lover」、そして躍動するM8「Batucada (The Beat)」と夢見るような美しさのM9「So Many Stars」が挟み込む中盤にかけて山場を迎えます。

 蛙の鳴き声を模したスキャットが耳にこびり付くM4「The Frog」Joao Donato、続いてサンバの定番カヴァー曲M5「Tristeza (Goodbye Sadness)」に映画『Casino Royale』(1967)の挿入歌であるBacharach-David作のM6「The Look Of Love」の連打です。

 最後は麗しい表題曲M10「Look Around」で締めくくられます。

 紫外線をたっぷりと含んだ陽光の眩しさすら心地よく感じられる1枚です。
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by chitlin | 2006-02-21 23:35 | Brazil/Latin
 BMX Banditsでの活動と平行してJoe Mcalindenが録り溜めたデモ・テープをTeenage FanclubのNorman BlakeがCreation RecordsのAlan McGeeに渡したことから作品化が実現したという全6曲のミニ・アルバムです。

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 グループ名がSuperstarにして表題が『Greatest Hits Vol. One』という挑発的な処女作ですが、その内容はまったく名前負けしておりません。

 M1「Barfly」や必殺の泣きのメロディーが炸裂するM2「The Reason Why」、Paul McCartney直系の美しいピアノ弾き語りのM4「Let's Get Lost」は後のメジャー・デビュー盤にて再録音されました。

 M5「Taste」とM6「After Taste」の合わせ技は当社比20%増の味わいです。

 何と言っても白眉はM3「She's Got Everything I Own」です。爽快感とほろ苦さが同居するギターポップの鑑のような1曲です。
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by chitlin | 2006-02-20 01:18 | Pop/Rock
 昨秋の日本ツアーにて音楽活動から引退したというテナーサックスの最高峰、Sonny Rollins。モダン・ジャズの何たるかを雄弁に語りかけてくる大傑作です。

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 M1「St. Thomas」が流れ始めれば自然と血沸き肉踊り高揚感が増幅させられ、M2「You Don't Know What Love Is」での苦み走ったテナーの咆哮に胸を締め付けられます。
 後半では、『三文オペラ』で有名な「Mack The Knife」であるところのM4「Moritat」に身を委ねて寛ぎのひとときを過ごせます。

 本作は踊っては聴かせるという緩急よろしきを得た構成の上、脇を固めるTommy Flanagan(p)、Max Roach(d)も大車輪の活躍を見せます。

 本作に出会ってようやくジャズを楽しめるようになりました。これはつい最近、21世紀に入ってからのことです。
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by chitlin | 2006-02-19 11:51 | Jazz

アルムの森の木

 最近のテレビCMの中で気になるものをひとつ挙げます。

 チューリッヒ・インシュアランス・カンパニーのスーパー自動車保険「ハロースイス」です。『アルプスの少女ハイジ』のキャラクター、ハイジとアルムおんじが起用されています。

 無邪気で微笑ましい立ち振る舞いのハイジと返す刀で切り捨てる冷徹なおじいさんのやり取りには、思わずニヤリとさせられます。
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by chitlin | 2006-02-15 23:38 | 雑感
 男女2人ずつの混声ヴォーカル・グループが放つ、黒光りする大粒ダイヤモンドの裸石が11粒。    
 メンフィスの名門Stax Recordsからの1作目です。

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 各々がリードを取る実力を持つ4人が渾身の力を振り絞り、巧みなコーラスを交えて歌心を燃やし尽くします。グループ内の連携が抜群なら、裏方のIsaac HayesとDavid Porterの手綱捌きも絶好調です。

 絶品スロウのM4『The Sweeter He Is (Part 1)』、M5『The Sweeter He Is (Part 2)』のキックは癖になります。
 そして、M10『Super Soul』を聴けば、茹だるような暑苦しさで目覚め寝汗まみれの火照った身の置き所に困惑してしまう感覚に陥ります。
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by chitlin | 2006-02-14 23:55 | Blues/R&B
 1970年代前半、東映「女番長シリーズ」にて殿方を悩殺した池玲子のお色気歌謡、今で言うフェロモン・レコードです。

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 全編を通して彼女の悶え、喘ぎ声の連続。身体を張ったピンク映画女優の面目たるや空恐ろしいほどです。

 その他気になるのがM5「夜明けのスキャット」での身元不明の男性ハミング、M9「恋の奴隷」での鞭打ち効果音、M11「天使になれない」の終盤に響き渡る池玲子の不気味な高笑いといったところです。

 彼女の体当たりの“歌とナレーション”に拮抗するようにクィーカが収録曲のほとんどに乱用駆使されており、淫靡な雰囲気を倍増させることに成功しています。
 このクィーカの音色とは、即ち『できるかな』のゴン太くんの声でもあります。

 紙ジャケット仕様で1,000枚限定生産の復刻CDということで端から見送り気分でした。
 タワーレコード新宿店9Fにてブラジル、ラテンそしてフレンチと店頭を流していましたら、そのフレンチポップスのコーナーにおいて面陳されているではありませんか。ここで買わなくては男が廃るというよりも、現在でも意外と容易く入手可能なようです。
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by chitlin | 2006-02-12 18:03 | J-Pop
 Joe McAlindenとCatherineの2人きりのグループ、The Groovy Little Numbersが残したたった2枚の12インチ・シングルを併せたCDです。

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 The Groovy Little Numbersと並行してBMX Banditsのベーシストとしても活躍した恰幅の良いJoe Mcalindenはサックスやヴァイオリン、ピアノにコーラスまでをも操りグラスゴーのギターポップ界隈で多才ぶりを発揮。その上作曲能力にも長けているため、収録曲はどれも水準(←何のでしょう)を軽く超えています。

 『You Make My Head Explode』(1987)からのM1「You Make My Head Explode」では可愛らしいパーカッションが印象的です。ただし、盤起こしのためなのか手持ちのCDには大きめの針音が入っており残念です。
 M3「Windy」は、Teenage Fanclubが『Thirteen』(1993)のM1「Hang On」の終盤で採り入れたThe Associationのカヴァー曲でもあります。

 BMX BanditsのFrancis MacDonaldがドラムを務めた『Happy Like Yesterday』(1988)ではボサノヴァ風味のM6「A Place So Hard To Find」が出色の出来です。
 そして、彼らの一世一代の名曲がM4「Happy Like Yesterday」です。サックス・ソロが蛇足なのがこれまた残念ですが、それを差し引いても珠玉のギターポップ・アンセムです。

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by chitlin | 2006-02-11 23:55 | Pop/Rock