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Hey Ho Let's Go!


by chitlin

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 Ocean Colour Sceneの日本独自企画盤CD、お得な4曲入りシングルです。

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 帯に記載された“アシッド!! サイケデリック!! '60sのON E(オン・イー)サウンドはこれで決まり!!”という惹句が今となっては涙を誘います。勿論、1991年当時にそんなものに飛びついてしまった自分にはさらに痛々しいものがあります。

 内容は以下の通りです。M1「Yesterday Today」、M2「Another Girl's Name」、M3「Sway」、M4「One Of These Days」の4曲です。

 1990年に『Sway』で以てデビューしたOcean Colour Sceneは、Paul Wellerの手下に成り下がり配下で腕を磨き男を上げ、今でこそ骨太な音作りで名を馳せているらしいのですが、ここではMadchesterの引き潮に浸かった周回遅れなのではないかと映ります。尤も自分自身もMadchesterのひと欠片も知らないような者ではありますが。

 本盤はデビュー・アルバムに先駆けて、件のデビュー・シングルから合わせて2曲を収録し、2枚目のシングルである『Yesterday Today』(1991)からも2曲を引っ張り出して抱き合わせた本邦初の、という訳です。

 Simon Fowlerの器用な歌いっぷりには素直に感心してしまいます。リズム隊も割と頑張っているのではないでしょうか。
 魅惑のダンサーのM3「Sway」には当時も今も何故だか若干気恥ずかしい思いにさせられますが、何より楽曲の出来が粒揃いです。

 個人的に彼らの音源についてはこのシングル盤でしか持ち合わせておりません。この際、ベスト盤の類いでさえも無視してこの安直な編集盤にこだわり続けてみても良いのかも知れません。
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by chitlin | 2006-08-30 00:45 | Pop/Rock

セオリー

                                                                                                   ふむふむ
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                                                                                                   ほほう
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                                                                                                  で、殿下っ!?
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                                                                                                   ポッ♡
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by chitlin | 2006-08-29 23:52 | 雑感
 まさしく面白半分で手を伸ばしてみたという懐かしさを煽るだけのお手軽企画盤と思いきや、さにあらず。徹頭徹尾プロフェッショナルな編集と解説に思わず頭が下がる力作です。 

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 一度耳にしたら忘れられないサビを持つM19「ぼくの先生はフィーバー」は、『熱中時代』(1978)の主題歌です。原田少年が健気に歌う一方で、ベースラインが粘り腰を見せるファンキーな1曲です。

 そのサビが大変強烈であるが故に、ほかの部分がすっかり抜け落ちていまして、初めて聴くような新鮮な気持ちで接することが出来ます。そのうえ情けないことにこんなあまりにも直球の表題であることを初めて知りました。

 続くM20「やさしさ紙芝居」は続編の『熱中時代(教師編)』(1980)の主題歌です。
 どの回のどの場面といった詳細はまったく記憶にないものの小学校中学年当時、テレビドラマを観て初めて涙したことだけははっきりと憶えています。余程のことですので、最終話を観てのことだったのかも知れません。 

 そのこと以上に、本盤の微に入り細に入るブックレットを何気なく読んでいましたら、松本隆がこのM20「やさしさ紙芝居」の作詞を担当という驚愕の事実に直面しまして、度肝を抜かれました。

 出だしの台詞“ビー玉 ベーゴマ 風船ガムにニッキと”云々やBメロの“人生なんて紙芝居だと 涙も笑顔も続きは明日 時って言う名の自転車こいで”に対して当時から妙な引っ掛かり方をしていたのです。また、様々な場面で不思議としょっちゅう口ずさんでいた訳でもありました。そして、遅まきながらはっぴいえんどを聴き始めたのが確か20代半ばです。

 計らずとも、その15年前から(厳密に言えばそれ以前からアイドル歌謡を通して触れていたはずですが)彼の詩世界に感じ入るものがあったという訳です。
 
 M21「ヒーロー  Holding Out For A Hero」は、ご存知永久不滅の熱血青春ドラマ『泣き虫先生の7年戦争 スクール☆ウォーズ』(1984)の主題歌です。この楽曲のフルコーラスを聴くことが出来るとは何とも感慨深いものがあります。

 1984年と言うと13歳、中学校1年生の時分です。この小学校卒業から中学校入学にかけての時期というのが個人史的にも生涯忘れ去ることのない大打撃を身内から見舞われたということがありまして、まったく以て複雑な心持ちにさせられます。 

 特にこの『スクール☆ウォーズ』については事細かに隅々まで鮮明に記憶していますと言いたいところですが、今ではすっかり記憶も曖昧です。とは言え、毎週日曜日の夜にテレビにかじり付いて食い入るように観ていた訳ですから、懐かしさよりも生々しさが脳細胞に宿っているとも言えそうです。

 “この物語はある学園の荒廃に戦いを挑んだ熱血教師たちの記録である”という不穏に響くナレーションや“オールフォーワン ワンフォーオール”という決めの言葉。
 “川浜一のワル”という格好悪くて格好良い肩書き。
 試合にならなくて「悔しいです!!」と泣き叫ぶラグビー部員たちを滝沢先生が号泣しながら容赦なく殴りつける光景。
 梅宮辰夫と和田アキ子という世界最恐最強のご夫妻やら瀕死のイソップが描き上げたライジング・サンのマークなどなどが今以ていちいち網膜に焼き付いている訳です。

 M9・M23「時代遅れの恋人たち」は『ゆうひが丘の総理大臣』(1978)の主題歌です。この場合、聞き慣れたテレビサイズのM23の方がはるかに耳馴染みが良いものです。
 中村雅俊の軽めの歌を活かす筒実京平作曲にして、躍動するリズムとそれに被さるように駆け巡るストリングスが印象的です。

 この番組の場合ですと当然、再放送を視聴していたはずでして子供心に高校生のことをはるかに年上の存在だとして対岸の火事のように眺めていました。
 このように遠巻きに接してはいたものの、野性味溢れるソーリ役の中村雅俊以下、錚々たる出演者陣に圧倒されてしまいます。学生服姿の藤谷美和子が初々しいものです。

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by chitlin | 2006-08-28 01:54 | Soundtracks
 『フィンガー・スナッピン・ミュージック in ジャンピン&ジャイヴィン・スタイル!』からの1枚、フランスの天才少年Boulou Ferreの世界デビュー盤が世界初CD化の運びとなりました。 

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 思い起こせば当ブログ『とばすぜ ハイウェイ』のいちばん最初のエントリが『フィンガー・スナッピン・ミュージック』からの『New Time Element』Emil Richardsでした。いたって拙い文面に赤面するばかりです。

 今回のテーマはジャズ・エンターテインメントの中から生まれた"ジャンプ&ジャイヴ"だそうで、 本作の売りであるところの大人顔負けのギター演奏の腕前と子供声によるスキャットの取り合わせに釣られてみました。

 そのBoulou君、縦横無尽にギターを操る恐るべき子供と呼びたいところではありますが、実際には少々たどたどしい運指で懸命に取り組んでいます。一方で時にスキャットと言うには力み過ぎの唸り声も飛び出します。

 Bud Powellが唸り声を上げながらピアノを弾き倒すのは有名ですが、このジャケット写真に写るあどけなさが残る13歳にしては獰猛な、いや、やはり腕白盛りの少年であることに違いありません。無邪気で天真爛漫な様子がそこかしこに溢れ出ています。

 大スタンダードのM1「Mack The Knife」やM7「A Night In Tunisia」、M11「The Girl From Ipanema」に対して臆することなく、むしろ伸び伸びと挑戦しております。また、憧れの存在だというDizzy Gillespie作のM2「Groovin' High」にM6「Salt Peanuts」などで奮闘するほか、M9「I'll Never Smile Again」ではヴォーカルを取るなどその果敢な姿勢には大変好感を持てます。 

 勿論、大いに楽しめるジャズ作品であることも付け加えておかなければなりません。
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by chitlin | 2006-08-27 01:00 | Jazz
 1965年にM15「Temptation 'Bout To Get Me」というヒット曲を放ったデュオ、The Knight Brothersについてです。

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 平たく言うと一発屋なのですが、こうしてMercury Records音源まで掻き集められただけあって、いかに秘められた実力を備えたデュオであるかを容易に俯瞰することが出来る訳です。

本作は、Chess Records傘下のChecker RecordsとMercury Recordsに残したシングル両面曲を概ね隈無く収録したうえに、片割れのJames Diggsが平行して在籍したヴォーカル・グループ、The Carltons名義の8曲をも含む編集盤です。

 ワシントンDC出身のこの2人は実際には兄弟ではないのですが、幼い頃からゴスペルを歌い始めていまして、1950年代半ばからヴォーカル・グループを結成して活動して来たそうです。
 
 R&Bが元来持ち合わせる無骨さを滲ませつつも、ゴスペルという下地を活かしてその辺を上手く転化させた迫力のアーリー・ソウルっぷりが魅力です。いずれにせよ、とどの詰まりはディープな持ち味が十二分に発揮されています。

 やはり、件のM15「Temptation 'Bout To Get Me」以降から俄然、ソウル・ミュージックとしてまとまり始めています。B面曲は続くM16「Sinking Low」でありまして、どちらもJames Diggs単独作です。
 このシングル作に限らず、歌い手である彼ら自身が詞曲を手掛けている比率が高めであることも特長です。

 M7〜M14のThe Carltonsの音源は時期的にThe Impressionsの体裁を踏まえたシカゴ・ソウル風味満載の塩梅を楽しむことが出来ます。

 こうした良質なソウル・ミュージックの復刻がイギリスから為されるということが何とも皮肉めいています。
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by chitlin | 2006-08-26 00:06 | Blues/R&B
 この度、永遠の大人コドモ好青年、Jonathan Richman関連の作品群の一部が紙ジャケットCD化されました。

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 BMX BanditsのDuglas T. Stewartにとって初めてのレコードとしてこの『Rock 'N' Roll With The Modern Lovers』が挙げられています。それをきっかけに興味を持ち、Jonathan Richmanの音盤を個人的にも初めて耳にしたのが本作でした。

 一聴して、それはもう拍子抜けでした。いきなりチャンチキと始まったかと思えば、全編生楽器を駆使した民謡丸出しです。
 それとは別に彼ら自身が実に演奏を楽しんでいることがこちらに伝わって来ます。

 ジャケット・デザインとしてはどこか虚ろなグループ・ショット(実は絵です)に大きく“Rock 'N' Roll”の文字が踊っている訳ですから、その内容との落差たるや破格のものがあります。
 二十歳前後の頃に事前情報として、“The Velvet Undergroundとニューヨーク・パンクを繋ぐミッシング・リンク”だとかいうありきたりの文言を刷込まれていましたので、最初に耳にしてみた際には思い切り戸惑いました。実際に、John Cale制作のセッション集『The Modern Lovers』(1976)ではパンクの源流と認められる鬱蒼とした演奏を存分に味わうことが出来ますので。

 次から次へと耳に飛び込んで来るどことなく可愛らしい手作り感覚溢れるこぢんまりとした音楽たちはワールド・ミュージックの先駆けか、はたまた歪な憧憬かといった様相です。
 ある意味、衝撃的です。そんな突然変異のフォーク・ミュージックなのかも知れない楽曲群を嬉々として、そしてごく自然体でこなす彼らを何がそうさせるのでしょうか。

 とにもかくにも、とりわけM2「Ice Cream Man」で完全KO間違いなしという奇跡的な1枚です。

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by chitlin | 2006-08-24 01:09 | Pop/Rock

定番

                                                                                                    おっ
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                                                            おいおい
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                                                                                                  おわーっ
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                                                                                                 ごちになりやした
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by chitlin | 2006-08-23 23:54 | 雑感
 茹だるような残暑を吹き飛ばす、何と優美でどこまでも上品な軽やかさでしょう。

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 一昨年、Elenco Recordsの作品群、例えばQuarteto Em Cyのアルバムなどが紙ジャケットCD化されて発売されましたが、その際には省かれてしまった1枚です。

 Roberto Menescalを始めグループのメンバーそれぞれが水着姿を晒しているこのジャケット・デザインは、一目見て分かるようにElenco Recordsに限らず弱小零細企業が直面する低予算ゆえのショッパさという訳です。

 麗しいストリングスを纏った表題曲M1「Surfboard」からしてヴィブラフォンが可愛らしく跳ね回るものの、実に爽快な仕上がりです。以降、この作品全体の基調を成しています。

 そこでブックレットを参照してみますと、その意味も分かって来ます。
 本作はどうやらアメリカ市場を多分に意識して制作されたものらしく、一切の無駄を省いた編曲という訳ではなさそうです。

 それでもAntonio Calros Jobim作のM1「Surfboard」とM8「Bonita」やBaden Powell作のM12「Berimbau」といったカヴァー曲の解釈にはそれなりの妙味があります。
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by chitlin | 2006-08-21 23:42 | Brazil/Latin

Mark Henley / Riversong (1976)

 今秋、正式に日本盤がCD化される『Riversong』はMark HenleyがミネソタのSanskrit Recordsに吹き込んだ唯一のアルバムです。

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 相互リンクしていただいているきよさんの『ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY』界隈ではある種、常識と化している不朽のシンガーソングライター作品です。
 そこから感化されたことをきっかけとして、Small Town Recordsという怪しいメーカーからCD化された限りなく海賊盤に近い本作を探し続けていた訳です。どうやら一般的な販路には乗っておらず、偶然に立ち寄ったディスクユニオンにてようやく入手したのが今年の春でした。

 春に聴くには不釣り合いなほど渋い佇まいではありますが、温かく朴訥とした歌い口がMark Henleyの特長であり、珠玉のアコースティック作品の連続に呆気にとられること請け合いです。
 全10曲、たった25分ばかりのアルバムですが、厳かな感触さえ感じさせる瞬間が多々あります。 

 M1「Everyone Tuesday」からチェロの音色が美しく響き渡り、表題曲M9「Riversong」とM10「Strawberry Moon」ではヴァイオリンの調べも優雅なのですが、やはり先日、2枚のアルバムが世界初CD化されたJeff Harringtonによるピアノやパーカッションが控え目に入る程度でして、派手なところを一切排した手作り感覚がひと際光ります。

 Leo Kottke作のM3「Mona Ray」という素晴らしく清々しいカヴァー曲や共同で制作・編曲を手掛け、ギタリストとしても参加しているMichael Johnsonとの共作の「Froggin'」が含まれていたり、ほかに女性ヴォーカリストがハーモニーをつけるM5「After Saturday」が程よいアクセントとなっています。

 さらにM4「Don't You Go Under」では軽快なバンジョーとハーモニカの絡みも聴き所ですし、これまたバンジョーが走るM6「Give Me Time」ありと意外と変化に富んだ内容です。

 この秋、もし許されるのならば是非とも手に取り、耳を傾けていただきたい1枚です。
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by chitlin | 2006-08-20 23:02 | Pop/Rock

太陽に抱かれたい (1992)

 本作は幻の名盤解放歌集*ミノルフォン(徳間ジャパン)編に当たる『太陽に抱かれたい』です。

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 “すべての音盤はすべからくターンテーブル上(CDプレーヤー内)で平等に再生表現される権利を有する”

 この宣言通り、この世の果てに打ち捨てられた特異な歌謡曲の亡骸を掬い取るべく活動に勤しむ幻の名盤解放同盟。

 底なし沼のように業が深い歌謡曲の一大絵巻として彼らが丹精込めてまとめ上げた編集盤シリーズを採り上げて行きます。

 のっぴきならないほど破天荒な歌いっぷりながらM1「太陽に抱かれたい」には、アニメ『ドラえもん』に出演中のジャイアンが若干草臥れたような印象を持ちました。どうにもこうにもうらぶれた風情の中に相変わらず独演会を強行するジャイアンの姿が目に浮かびます。

 加賀ひとみによる高らかに求愛を迫るM5「激しく愛して」の忌憚のない歌いっぷりとメリハリの効いたM6「東京フラメンコ」の後は中だるみの様相をみせます。
 ガッツ石松や輪島大士を担ぎ上げてみましても、残念ながらどこか盛り上がりに欠ける流れであることに違いありません。

  サビで“やだやだ”を連呼するM12「どうだっていいわ」でようやく幻の名盤解放歌集らしさを取り戻しますが、M13「レッツ・ゴー・ミリタリー・ルック」以降は『カルトGSコレクション』として、忘却の彼方に消し飛んでしまったかのような泡沫グループ・サウンズの数々が終盤に固められています。

 今回はシリーズを通して、総じて地味な印象を抱いてしまうことを否めません。件の『カルトGSコレクション』が付け足されていることからも息切れ具合が感じられます。
 舟木一夫や山本リンダを育てた遠藤実の面目躍如という訳にはいかないような気がします。

 また、針音がそこかしこから聞こえてきます。盤起こしの比率が高いようです。

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by chitlin | 2006-08-19 23:44 | J-Pop