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Hey Ho Let's Go!


by chitlin

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 ポップ・ミュージック界にとって前代未聞の金字塔(←よっこいしょ)であることは言わずもがなの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』(1967)でございます。

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 1967年発売ということは、当時の新成人たちが還暦を迎える訳です。(←当たり前です)

 今を遡ること20年前(!)、16歳の時にThe Beatlesの作品群がCD化されました。
 何しろきちんと聴く機会が到来した訳ですから、なけなしの小遣いでいちばん最初に購入すべき1枚が何なのかと人並み以上に思い悩みました。

 結局は風評に流されてしまいまして、この『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』を選ぶに至りました。

 ジャケットに収まった髭面の4人を眺めては、何故にこれほどまでに老成した風貌なのだろうと訝しく感じたものです。
 思えば、この時点で本作との接し方がこじれた決まったのではないでしょうか。

 当時の右も左も判らぬ若造なりに求めるポップな要素を掴み取ることが出来ず、かと言ってその視覚的に豊かな表情を見せる楽曲群を受け入れられるだけの耳が出来上がっていなかったとも言えます。

 それでもM3「Lucy In The Sky With Diamonds」と最後のM13「A Day In The Life」の2曲だけはひどく気に入ってしまいまして、しつこく何度も聴いていました。

 どちらせよ、The Beatles作品にあってポップ度の低い1枚だと今でも感じております。
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by chitlin | 2007-02-28 22:33 | Pop/Rock
 Ornette ColemanにとってAtlantic Recordsからの1作目である『Shape Of Jazz To Come』(1959)、邦題『ジャズ来るべきもの』を無謀を承知で聴いてみました。

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 今年で創立60周年を迎えるというAtlantic Recordsの膨大なカタログの中からジャズの名盤が親の仇のようにこれでもかと紙ジャケットCD化されました。

 こんな機会でもないとOrnette Colemanなどには手が伸びないものです。それから『My Favorite Things』John Coltraneのモノラル・ヴァージョンCDプレゼント・キャンペーンにも釣られてしまったという側面もなきにしもあらずなのです。

 そのOrnette Colemanと来ればフリージャズの旗手という先入観から身構えてしまっていたのです。実際に耳にしてみますと拍子抜けとは言わないまでも、突飛な嘶きもそこそこに意外なほどまっとうなモダン・ジャズが鳴らされています。

 解説にある“ビ・バップ以降に生まれた、最重要アルバムの1枚”と評されたように発売当時は衝撃的かつ革新的であったでしょうその音の佇まいが、今の耳では自然に聞き通すことが出来てしまうほどです。

 アルバムはOrnette Coleman(as)とDon Cherry(tp)との艶かしくさえあるユニゾンが映えるM1「Lonely Woman」で幕を開けます。
 演奏者たちが好き勝手にあらぬ方向に彷徨うこともなく、端々に醸し出される緊張感すら心地良く響くといった塩梅です。

 M7「Monk And The Nun」とM8「Just For You」の追加収録曲も合わせて永い付き合いになりそうな1枚です。
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by chitlin | 2007-02-27 01:09 | Jazz

翼の折れた天使

 テレビドラマ『翼の折れた天使たち』の第2弾、放送開始です。

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 本当に折れてしまわないでください。

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by chitlin | 2007-02-26 23:55 | 雑感
 ある種、怪人のような風貌をしたLeon Russellの2枚目のアルバム『Leon Russell And The Shelter People(1971)を仕入れてみました。
 今年もアメリカ南部の音楽にもっと触れて行きたいという思いもありまして。

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 何度聴いても不思議と飽きの来ない懐の深い音楽、土臭くも豊穣な世界にたちまち魅了されてしまいました。

 それもそのはず、セッションごとに名うてのミュージシャンたちがこぞって参加しております。
 Jesse Ed Davis(g)やJim Keltner(d)などタルサ人脈から成るTalsa Tops。ドラマーにRoger Hawkinsを据えたMuscle Shoals Swampers。
 また、2曲のイギリス録音まで敢行し、Eric Clapton(g)(←解説によります)やJim Gordon(d)らを起用する始末です。

 駄目押しでNick DeCaroがストリングスを手掛けたM7「The Ballad Of Mad Dogs And Englishmen」があったりと盛り沢山です。

 それとは別にLeon Russellの辣腕ぶりも間違いなく発揮されてはいますけれど、意外と同郷のベーシスト、Carl Radleが軸なのかも知れません。

 無理矢理この1曲となるとM6「Alcatraz」でしょうか。イギリス録音であっても土埃を巻き上げて突き進むかのような凄みすら感じさせる名演と言っても過言ではないでしょう。

 この紙ジャケットCD盤にも追加収録曲としてM12「It's All Over Now, Baby Blue」とM13「Love Minus Zero / No Limit」、M14「She Belongs To Me」というBob Dylanカヴァー3連発が控えています。あたかも自作曲のようにLeon Russell自身の元に引き寄せてしまっている優れた仕上がりです。

 そもそも本編ではM3「It's A Hard Rain Gonna Fall」にM8「It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry」という2曲のBob DylanカヴァーとそのほかにはGeorge Harrison作のM11「Beware Of Darkness」が居並ぶといった具合で流石に渋い選曲ではあります。

 Leon Russellによる大変に癖のある歌声とそれを引き立てる粘り気のある頼もしい演奏が絶妙に混ざり合うというこのふくよかな音世界に、ブリティッシュ・ロック勢が恋い焦がれたのも納得する次第です。
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by chitlin | 2007-02-25 18:53 | Pop/Rock

最上階の地獄

第1回地獄OFF会に参加の皆さま、お疲れさまでございました。
楽しい時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。     帰りの電車の事故の影響で足止めを食らっておりますので、ご報告までに。
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by chitlin | 2007-02-25 00:21 | 雑感
 1960年代末のアメリカ西海岸で短期間活動したグループとなれば、それはもうおびただしい数になるのでしょうけれどこのFifty Foot Hoseもその例に漏れず、たった1枚のアルバムを残して消え去って行きました。

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 手持ちのCDはBig Beat Recordsから復刻された『Cauldron - Plus』(1996)という代物でして、貴重なデモ音源と前身グループに当たるThe Ethixが吹き込んだ混沌とした3曲まで追加収録されています。

 俗に“電子サイケの名盤”と呼ばれているだけありまして、仕掛け満載の内容が楽しくて想像以上に面白いのです。
 この1枚をきっかけとしてサイケデリック・ロックに取り憑かれた感が確かにあります。

 中心人物ふたりの電子楽器製作が高じて、ギターにそうした装置を取り付けては奇怪な音を撒き散らしていたとかいないとか。
 そうこうしているうちに件のデモが認められたのでしょう、アルバム制作に漕ぎ着けた彼らはテルミンやら電子音やらの飛び道具を駆使してサイケデリアの澱みに足を踏み入れてしまったようです。

 オシレーターの音の波が徐々に押し寄せるというアルバムの幕開けに相応しいM1「And After」から返す刀でまどろっこしいギターのリフを持つM2「If Not The Time」へと転じるこのさじ加減が憎らしいほどです。

 途中でM3「Opus 777」とM5「Opus 11」、M7「For Paula」などの小曲を挟みつつ、女性ヴォーカリストのNancy BlossomがM9「Fantasy」の中でYoko Onoばりの奇声で以て圧倒するのにはおののくほかありません。

 そんなことが嘘のようにしっとりと歌われるのがM10「God Bless The Child」でして、ここでもお馴染みになった電子音が可愛らしく転がっていたりします。

 Billie Holidayの名唱で有名なM10「God Bless The Child」と冒頭の2曲だけでもお釣りが来るようなこの怪奇盤に首ったけなのです。
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by chitlin | 2007-02-22 23:58
 アルゼンチン出身のギタリスト、Agustin Pereyra Lucenaのデビュー・アルバムをお送りしましょう。
 アルゼンチンと言えば条件反射でタンゴを連想するしかないのが関の山なのですけれど、このAgustin Pereyra Lucenaの場合にはさにあらず。れっきとしたアルゼンチン・ボッサです。
 
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 そもそもの始まりは少年時代に兄からブラジル旅行の土産としてもらったBaden Powellのレコードだったそうです。それをきっかけにすっかりブラジル音楽に魅了されてしまったということです。

 実際に本作にはBaden Powellの作品をカヴァーした楽曲が4曲も収録されています。

 ただ、そこから“アルゼンチンのBaden Powell”と呼ばれるギタリストまでになるのは本人による弛まぬ努力の結果なのか、はたまた天賦の才なのか知る由もないのではありますが本作が格好の判断材料なのかも知れません。

 肝心のその腕前はと言えば、宙を駆けるが如く1本1本の弦を力強く弾き飛ばす大胆さの一方で繊細かつ優雅に紡がれるギターの音色の心地良さと来たら何ものにも代え難いという訳です。

 稚拙ではあるものの女性によるスキャットが入るM2「Tristeza De Nos Dois」、M4「Tema Para Martin」やM7「Pro Forma」とM9「Nina No Divagues」にはその美しさに思わず骨抜きにされてしまいます。

 それ以上にいちばん強烈な印象を与えてくれるのが6「Canto De Ossanha」です。目の覚めるような鮮やかさ、これに尽きます。
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by chitlin | 2007-02-21 01:04 | Brazil/Latin

Lego My Ego

 宇宙を駆ける漢たちの熱い想いをLegoに乗せて・・・。


 Lego製ミレニアム・ファルコン号
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by chitlin | 2007-02-19 23:28 | 雑感
 Georgie Fameの“コンプリート・コレクション”の第1弾、『Rhythm And Blues At The Flamingo』(1964)を先の連休を利用してやっとこさ聴いてみました。
 待ちに待ったCD化、しかも紙ジャケット仕様であれば購入しない手はありません(←去年の話ですけれど)。

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 百聞は一聴にしかず、ジャズやブルービートをも織り交ぜつつ有名どころのR&Bを粋に解釈し倒したデビュー・アルバムにしてライヴ盤という当時としては特例扱いというのにも頷ける内容です。
 ミッド・センチュリー独特のヒップな感覚を今更ながら味わうというのも乙なものです。

 James Brownで知られるM1「Night Train」からして絶好調のノリの良さで以て観客を大いに沸かせます。

 いっぺんで気に入ってしまったのがM4「Eso Beso」とM7「You Can't Sit Down」です。
 隠し味のコンガもほどほどに、バックを務めるThe Blue Framesが繰り広げる鉄壁の演奏に惚れ惚れとしてしまいました。

 そのThe Blue FramesのギタリストがあのBig Jim Sullivanであることも初めて知りました。Ritchie BlackmoreやJimmy Pageの師匠筋に当たるという裏方であっても大物セッション・ミュージシャンとして名を馳せる人物ではありませんか。

 先日、evergreenさんが紙ジャケット仕様にて初CD化された『Tiger』(1976)という作品をご紹介されています。そのTigerというグループを率いたのがBig Jim Sullivanという訳でして、ブリティッシュ・ロックの人脈の奥深さを目の当たりにする次第です。

 また、Booker T & The MG'sのシングル盤を聞いてハモンド・オルガンを購入したという逸話を持つGeorgie Fame自身が叩き出すグルーヴにも降参です。

 当然、ヴォーカル曲も取り揃えられていますので彼の歌声を堪能することが出来ます。
 同時期に紙ジャケットCD化されたSpencer Davis Groupが擁する天才少年、Steve Winwoodとはひと味もふた味も違う喉の持ち主です。

 本ライヴ音源のアウト・テイク2曲と最初のEP『Rhythm & Blue-Beat』ほかを引っ括めまして10曲も追加するという荒業然り、ようやく世界初CD化に漕ぎ着けた甲斐あって今までの不遇ぶりを払拭するかの如くこれでもかというてんこ盛りに満腹中枢が機能不全に陥りそうです。

 それはそうと、当時の会場の熱気を閉じ込めた生々しいこの記録。酔っぱらっては夜通し踊り騒いでいたであろうモッズの蠢きを含めて猥雑な雰囲気が満点の内容に大満足です。
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by chitlin | 2007-02-17 15:06 | Pop/Rock

リマスター完了

 The Beatlesの楽曲をダウンロード

 Neil Aspinallが言うには1987年にCD化したThe Beatlesの13枚のアルバムをリマスターしたということですが、George Martinの名が一切挙げられておりません。

 また、映画『Let It Be』がDVD化されるとあります。
 ただし、特典映像を収録することはないようです。
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by chitlin | 2007-02-16 00:53 | 雑感