Hey Ho Let's Go!


by chitlin

The Birth Of Soul Vol.2 (1998)

 偉大なるシャウターが、またひとり鬼籍に入りました。Wilson Picket、享年64歳。

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 彼が独立して以降、「In The Midnight Hour」、「634 - 5789」、「Land Of 1000 Dances」Chris Kenner、「Funky Broadway」等の輝かしいヒット曲を生み出したことは周知の通りですが、個人的にはやはりThe Falcons & Band(Ohio Untouchables)時代の「I Found A Love」(1962)に止めを刺します。

 若気の至り丸出しで荒削りながら躍動する歌唱に圧倒される一方、聴いているこちらが気恥ずかしく感じるほど喜びを弾けさせた雄叫びをあげています。

 『The Birth Of Soul』(Kent Records)は現在、第3集まで発売されていますがM12「I Found A Love」を含むこの2作目の充実振りには感服してしまいます。ソウル・ミュージックの生い立ちを辿ることが出来る訳です。

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# by chitlin | 2006-01-27 22:41 | Blues/R&B
 平たく言うとジャケット・デザインに釣られました。

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 発売当時まだまだ割高だったイギリス盤CDを試聴もせずに購入した訳ですが、案の定打ち込みサウンドが肌に合わずに2年以上放置していました。

 サンプラーと定番のシンセサイザー、そして生楽器を少々駆使することによってそれなりの安っぽさを獲得しとろけるような女性ヴォーカルを包み込めば、そこには忽ちスウィンギン’80sの匂いが立ち籠めます。

 間奏曲を交えた流れには減り張りがあり、完全に解体されたM2「Only Love Can Break Your Heart」Neil Youngをはじめ、胸躍るM6「Spring」やM9「Nothing Can Stop Us」、ひんやりとしたM11「London Belongs To Me」などが秀逸です。

 今以て彼らが現役として活動していることに驚きを禁じえません。
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# by chitlin | 2006-01-25 22:53 | Pop/Rock

Eric Dolphy / Last Date (1964)

 単身オランダに渡ったEric Dolphyが地元ラジオ番組の放送のために録音した直後に夭折、その際の音源を元にしたのが本作です。

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 紙ジャケット仕様に加え、ルビジウム・カッティング云々という甚句に釣られて再発売CDに手を伸ばしてはみたものの、M1「Epistrophy」の出だしのバス・クラリネットが一閃、不協和音と共に後悔の念が頭の中を駆け巡りました。

 聴き進めるに連れ、奇跡のような美しさに救われました。M5「You Don’t Know What Is Love」における彼のフルート演奏に胸を撃ち抜かれ、只々酔い痴れるばかりです。

 M6「Miss Ann」の後に至言が添えられ、本作は締め括られます。

 「When You Hear Music, After It’s Over, It’s Gone In The Air. You Can Never Capture It Again.」
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# by chitlin | 2006-01-17 21:11 | Jazz

砂利で踊る

昨夜『タモリ倶楽部』では空耳アワード2005が放送されました。
ワールドミュージック編は空耳の宝庫ですが、不謹慎ながらも特筆すべきはロック編の「Layla」Derek And The Dominosでしょう。
また、元Megadethのギタリストが出演し、彼の発言の数々が非常に興味深いものでした。例として「(歌に合わせて)一緒に歌わない」というものがありました。サビでのシンガロングは当然としても後はどうでもよいらしいというアメリカ人気質。
やはり、カラオケ文化は日本独特のものなのでしょうか。
来週放送の後半も楽しみです。
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# by chitlin | 2006-01-14 16:23 | 雑感
 Sam Cookeが憑依したかの如く歌い込むLouis Williamsを中心とした3人組が残した録音を掻き集めた渾身の編集盤です。

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 彼らがGold Waxに残した全シングル両面曲と日本のVivid Sound Corporation制作のアナログ盤で発表された8曲に未発表1曲を加えた構成です。

 先にKent Recordsから発売された『The Gold Wax Story Vol.1』(2001)、『The Gold Wax Story Vol.2』(2004)にもThe Ovations Featuring Louis Williamsの音源が数曲ずつ収録されており、復刻作業が本格的に開始されるという期待と注目を集めてから数年、ソウル・ファン待望と言える2005年最大級の収穫です。

 軽めの楽曲がいくつか含まれてはいますが、これぞディープ・ソウルといった風格を備えバックの演奏にも重みがあり、存分にその味わいを楽しむことが出来ます。
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# by chitlin | 2005-12-28 23:43 | Blues/R&B

Beck / One Foot Grave (1994)

 Beck自身のルーツが露わになった弾語りのフォーク・ブルースを中心として、楽曲によっては崩壊寸前のバンド・サウンドが付く私家版のような1枚です。

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 この頬の赤い童顔の青年が例えば、M1「He’s A Mighty Good Leader」Skip Jamesを全うにカヴァー(一部改作)する。そういう素地があってこそ他のアルバム、作品での編集感覚が光る訳です。

 メジャー・デビュー作『Mellow Gold』(1994)の大ヒットの喧騒をよそに、2度のDub Narcotic Studio詣でを経てK Recordsより発売された作品です。
 実際にDGCとの契約以前に録音された楽曲が収録されているとのことです。
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# by chitlin | 2005-12-27 22:51 | Pop/Rock
 本作にも収録されている数々のヒット曲を放った矢先の1954年12月のクリスマス、ロシアン・ルーレットにて誤って自らの命を絶ってしまったのが稀代のR&Bシンガー、Johnny Aceです。

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 彼の死後、急遽纏められたこの唯一のアルバムを聴くと彼が如何に大変な才能の持ち主だったかを思い知らされます。

 彼の死の直後、大ヒットを記録したM1「Pledging My Love」を筆頭に収録曲の大半が夢見るような甘口のものです。
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# by chitlin | 2005-12-25 20:16 | Blues/R&B
 創業30周年を迎えた復刻専門のAce Recordsが傘下のレーベルをも挙げて取り組んだBig Beat Records版のCDです。

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 ご祝儀代わりに購入してみた本作は所謂ナゲッツ・バンドを取り揃え、有名な定番曲から発掘音源まで収録されています。

 Rhino Recordsが骨抜きにされた現在、Sundazed Recordsを引き離す勢いで傘下レーベルを含め膨大な量を放つAce Recordsの独走態勢と言っても良いのではないでしょうか。

 緻密なデータ調査や音質向上を実践し、アメリカ人自身が半ば放置しているオールディーズを中心に情熱と愛情を込め、未発表音源まで掘り起こす偏執的なまでに徹底した復刻作業には圧倒されるばかりです。

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# by chitlin | 2005-12-20 00:11 | Pop/Rock

Rei / Harakami (2005)

 発売された当初、行く先々のレコードショップで売切れを起こしていたので、購買意欲を煽られました。

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 折り込まれた過熱気味の解説にある通り彼の鳴らす音はコロコロとしており、まるで河原の石ころのように丸く研ぎ澄まされていて有機的な温かさを放射しています。

 この作品に出会い、音楽を聴いて癒されることを覚えました。
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# by chitlin | 2005-12-17 20:00 | J-Pop
 天空を舞うストリングス、飽くまで紳士的なリード、そして見事に重なるコーラス・ワークはまさに兄弟グループならではの仕上がりです。

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 Motownの全盛期を支えたソングライター・チームHolland – Dozier – Hollandが立ち上げた Music Merchant Records唯一アルバム、そして彼らにとっても唯一のアルバム作品です。

■追記
 2006年1月、紙ジャケット仕様CDとして再発売されたので買い直した次第です。
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# by chitlin | 2005-12-15 21:57 | Blues/R&B