Hey Ho Let's Go!


by chitlin
 The Rolling Stonesの来日公演に参戦する代わりと言ってはアレですが。
 
 この来日公演に合わせて発売された紙ジャケット仕様CDの内の『Through The Past, Darkly (Big Hits Vol.2)』を手に取り、返すがえす眺めては愛でております。

 この作品に関する簡単な解説と収録曲についてはこちらに詳しいです。

 今日日、この選曲が有効かと言えば、そう言い切ることが難儀ではあったりします。

 ええ、眺めては弄くり回していますが、実際に聴いてはおりませんです、はい。
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# by chitlin | 2006-03-23 23:36 | 雑感
 Hi Recordsを代表するシンガー、Otis Clayがシカゴ時代の1965年から1967年にOne-Derful Recordsに吹き込んだ音源をまとめた編集盤です。

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 本盤は鈴木啓志氏による監修にして、氏の解説が非常に参考になるCDです。かつてOtis Clay自身が選曲に携わりP-Vine Recordsから発売されたアナログ盤が元になっているとのことです。

 M3「I Don't Know What I'd Do」ではビートが強調され重量感溢れるバックの演奏にも圧倒されてしまいます。 
 また、M10「It's Easer Said Than Done」のように決してごり押しするだけではなく、丁寧に歌い切るM6「Tired Of Falling In And Out Of Love」やM16「That's How It Is (When You're In Love)」でも判るように硬軟使い分ける巧いシンガーでもあります。

 この1曲と言うと、冒頭に置かれた表題曲M1「I've Got To Find A Way」です。汗を飛び散らせながら烈火の如く歌い叫ぶ彼の姿が容易に目に浮かびます。

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# by chitlin | 2006-03-21 22:58 | Blues/R&B
 ブリティッシュ・ロック特有の翳りが見え隠れするのと同時に大陸の雄大さも相俟って伝わって来る、実に渋い作品です。

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 Dave Mason自身は控え目な佇まいながら、Steve Winwoodと別れ単身渡米を敢行した男の決意や新境地を切り開いた先駆者としての意地を感じさせます。アメリカ南部の音楽に想いを馳せ、恋い焦がれた当時のGeorge HarrisonやEric Claptonが驚嘆する姿が目に浮かびます。

 何度も聴くつれ、The Beatlesの『Let It Be』(1970)に通じるものがあることに納得します。元々の「Get Back Sessions」も『Let It Be...Naked』(2003)も未だに聴いたことがないのですが。

 捨て曲など一切ありませんが、気持ちの良い横揺れに持って行かれるM3「Waitin' On You」や滋味溢れる「Sad And Deep As You」、勇ましい「Look At You, Look At Me」が目立ちます。

 音質改善を果たし、価格を抑えながらも変形ジャケットを再現したという復刻CDとしても申し分のない1枚です。

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# by chitlin | 2006-03-19 23:37 | Pop/Rock
 名人を超えて「沖縄島唄の神様」と呼ばれた嘉手苅林昌が残した幾多の持ち唄の中から選りすぐったベスト盤が本作です。

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 敗戦直後より本格的に唄い始め沖縄の本土復帰後、1970年代中頃に日本ビクター社ほかに吹き込んだ音源です。

 録音の時期と場所がまちまちながらも彼の凛々しい歌と澱みない三線だけは変わりません。古くから唄い継がれて来た悲喜交々の島唄を自由自在に操る様は圧巻です。悠久の時間の流れを感じさせます。

 再生ボタンを押すだけで、部屋が沖縄時間に満たされます。
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# by chitlin | 2006-03-18 22:12 | J-Pop

紙降臨

 The Rolling Stonesの紙ジャケットCDの発売は明日16日(木)です。個人的に、帯や箱の特典にさほど興味を持ちません。

 水曜日になると毎週のように、昼休みを利用して近場のHMVを巡回します。ダブルポイントサービス目当てですが、HMVは発売日に律儀です。


 店頭に並んでいるはずはないだろう

 いや、あれば購入しておこう

 あればあったで困るな、また散財だ

 そうは言っても、どうせいずれは

 そうだ、まだ絞り切れていない

 うわっ、置いてある、どれにしよう

 今更、US盤とUK盤の重複など判らない

 何となく知恵熱が

 当然、持ち合わせで足りる訳が無い

 いつまでこんな暮らしを・・・・・・


 結局、輸入盤SACD発売の時よりも多く購入してしまったような気がします。確実に多いです・・・
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# by chitlin | 2006-03-15 23:43 | 雑感
 緊張感が張り詰めるImpulse! Records時代の諸作にあってはまったくの異色作です。

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 自作曲がないため音合わせもそこそこに、手短に録音を済ませたという割には一分の隙もなく、尚かつ優雅な音楽です。

 若干毛色が違うのが、複雑なリズムを持つアラビア風のM4「All Or Nothing At All」なのですが、John Coltraneの優しく響くテナー・サックスによって彩られた珠玉のバラード集です。
 特にM2「You Don't Know What Love Is」の囁くような甘いテナー・サックスの音色にほだされっ放しです。

 面子はJohn Coltrane(ts)、McCoy Tyner(p)、Jimmy Garrison(b)、Elvin Jones(d)という至高のクァルテット。

 夜明けにかけてじっくりと聴いてみるのも一興なのかも知れません。 あとはその身を委ねるだけです。

■追記
 紙ジャケット仕様のうえ、“ゴールドCD“なるものとして再発売されたので買い直した次第です。
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# by chitlin | 2006-03-13 00:19 | Jazz

ネコピ

 イエズス会士であり学者でもあったAthanasius Kircherによって考案されたというネコピアノ。

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 音程の異なる声を持つ猫をそれぞれに閉じ込め、鍵盤と連動した釘がその尻尾に刺さることによって猫が鳴き声をあげるという仕組みとされています。

 個人的に犬派という立場とは言え、実用化されなかったことを願うばかりです。
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# by chitlin | 2006-03-10 00:11 | 雑感
 デトロイトを拠点として活動していたという姉妹のキッズ・グループです。

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 溌剌としたヤング・ソウルのM8「I Believe In Miracles」がフリーソウル・シーンにおいて堀り起こされ瞬く間に定番と化し、イギリスのクラブのフロアを揺るがせるまでに至ったとされます。

 Johnny Bristolの息がかかっているとは言え、そのM8「I Believe In Miracles」とM6「Boy, You're A Dynamite」の2曲の出来があまりにも際立っているために他の収録曲が文字通り霞んで聞こえます。
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# by chitlin | 2006-03-08 00:11 | Blues/R&B
 時節柄、中期のThe Beatlesの影響を引き摺ったブリティッシュ・ビートにほんのりとサイケデリックな風合いを匂わせるGrapefruitの1作目です。

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 ベーシストのGeorge Alexanderがほとんど手掛けたシングルAB面曲をアルバム1枚分に見繕ったと思しき本作ですが、Tony Rivers & The Castaways出身者も居るだけあってコーラスも厚く、一方でメロトロンさえ轟いています。

 しっとりと落ち着いた風情のM6「Lullaby」、M9「This Little Man」、M11「Theme For Twiggy」などをサビでの掛け声が印象的なM1「Another Game」、日本でヒットしたというM3「Elevator」、The Four Seasonsのカヴァー曲M5「C'mon Marianne」やM7「Round Going Round」、M10「Ain't It Good」など押し並べてキャッチーな楽曲群で綴じ込んだ造りです。  

 CDに追加収録のM13「Dead Boot」はデビュー曲M8「Dear Delilah」のB面曲であり、今にも事切れそうな物悲しい小品です。

 かのApple Recordsと出版契約を結びながら、Terry Melcher制作の上RCA Recordsからのシングル盤発売というのも巡り合わせの悪さを感じさせ、当時、殊更に話題にならなかったという残念なグループです。

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# by chitlin | 2006-03-05 00:21 | Pop/Rock
 ひと頃もてはやされたアコースティック・スウィングという言葉で括られた復刻盤の中からキッズものを1枚。

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 Chess Records傘下のArgo Recordsに録音された奇抜な企画物かと思いきや、おふざけ無しの全うなジャズ・ヴォーカル盤です。

 主役は10歳にも満たない6人の純粋無垢な少年少女です。軽快ながらも堅実なバックに支えられ、彼らがスタンダードを健気に歌う一途さに心を打たれます。

 本作を含む紙ジャケット仕様CD(世界初CD化)で固められた『ユニバーサル・アコースティック・スウィング・エキゾチカ・コレクション』は鈴木カツ氏による監修のシリーズです。

 ジャンルの隙を縫うようなレコードの数々に、気の遠くなる思いです。
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# by chitlin | 2006-03-02 23:13 | Jazz