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左のハイキック

 ミルコ・クロ・コップ。32歳、格闘家。そして現職のクロアチア国会議員。

 ほぼ同世代です。

 主戦場をK-1からPRIDEに移した彼の入場テーマ曲と言えば、Duran Duranの「Wild Boys」(1984)です。何の臆面もなくこの楽曲を格闘技会場いっぱいに鳴り響かせています。

 Duran Duranと言えば、中学生時代の我がアイドルでした。何故に中坊の心を捉えたのか。

 平たく言うと仲の良い同級生が熱心に聴いていたことからその影響を受け、遊び仲間として付き合って行く上で欠かせないひとつの要素となってしまったからです。

 「Wild Boys」はアルバム未収録曲として遠い存在に思えました。

 小遣いの少ない中学生としては、貸しレコード店から効率良くLP盤を借りて来てはカセットテープに落とし、いそいそと返却に自転車を走らせていたからです。

 課外活動のThe Power Stationも追いつつ、中核メンバー3人による新生Duran Duranのコンサートをその友人と共に観に行ったこともありました。

 実際に一番好きだったのは「Save A Prayer」でしたが。

 十代も半ばを過ぎると本心から聴き続けたい音楽に出逢う機会を得ます。

 例えば、The Jesus And Mary Chainの『Psychocandy』(1985)です。ふとしたきっかけでロングボックス時代のCDを買い求め、加速度的にその虜になってしまいました。

 瞬時にDuran Duranの存在は過去のものとなり、しょっぱい思い出に変わり果てた訳です。

 ここ最近では、ミルコ選手のお陰で暗黒の中学生時代を生温かい目で見つめ直すことが出来るようになりました。
by chitlin | 2006-05-06 00:48 | 雑感