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Berndt Egerbladh / A Boy Full Of Thoughts (1988)

 秋の夜長にしっとりとした気分に浸りたいのならばと、この『A Boy Full Of Thoughts』(1988)を選んでみました。

Berndt Egerbladh / A Boy Full Of Thoughts (1988)_e0038994_0433559.jpg

 例によって目に飛び込んで来たジャケット・デザインに対して真っ先に一目惚れしてしまい、珍しく比較的に年代の新しいピアノ・トリオ作品のアナログ盤も即刻、購入と相成りました。

 刈上げられた襟足が眩しい少年の横顔から“子供”という通称で親しまれているそうです。

 Berndt Egerbladh(p)にとって初リーダー作の録音が1964年ということですからその経歴は古く、折り目正しくも貫禄たっぷりの演奏を目の当たりにすることになります。

 また、ピアノ・トリオという編成にして最小限の音数ですので、1988年録音であっても技術に左右されることも少ないために個人的に抵抗感も自然と和らぐ次第です。 

 折りからのヨーロピアン・ジャズの波が押し寄せる中にあって澤野工房が発掘を果たしたというこの1枚はスウェーデン産と言えど、それほど北欧云々を感じさせない気もします。

 Bill Evansの系譜にあるというBerndt Egerbladhのピアノは、なるほど粛々として端正な佇まいを醸し出すものの、表題曲のM1「A Boy Full Of Thoughts」を筆頭にどこか陰影に富んだ風情も特徴と言えます。

 彼自身による理知的な自作曲に加え、M2「What Is This Things Called Love」Cole Porter、M5「The Days Of Wine And Roses」Henry Manciniといったスタンダード2曲を含むほか、CD版には本編収録曲の文字通り別テイク2曲が更に追加されています。
by chitlin | 2006-11-01 00:46 | Jazz