John Coltrane / Impressions (1963)
2007年 05月 30日
怒濤のライヴ音源と静謐感が満ち溢れるスタジオ録音とで分け合う変則的なアルバム、John Coltraneの『Impressions』(1963)を採り上げてみます。

今年、2007年はJohn Coltraneが亡くなってから40年という大きな節目でもあるのですね。
ジャズを聴き始めるに当たって当然、最初に触れるべき巨人のひとりとして意識し過ぎるくらい意識していた訳です。彼の求道者めいた姿勢に対して身震いを覚えたと言っても過言ではありません。
初めて聴いたのがAtlantic Records時代のベスト盤でして、その次に一気にこの『Impressions』へと手を出してみたんです。
そのただならぬ緊張感が漲るライヴ音源2曲は1961年11月に行われたニューヨークはヴィレッジ・ヴァンガードでの録音です。
そして、安らかな雰囲気を堪能することが出来るスタジオ録音2曲がこれまた美しい代物です。
2曲のライヴ音源のうちにM1「India」ついては、独特の東洋音階もさることながらソプラノ・サックスの音色にもEric Dolphyがぶちかますバス・クラリネットに対してもいつまで経っても居心地の悪さを感じずにはいられません。
普段からベース・ラインを追いかける癖があるのですけれども、ここではふたりのべーシストの競演にも馴染めないでいます。
ひとつのグループにべーシストがふたりと言えば、未だにNed's Atomic Dustbinの「Kill Your Television」が脳裏を過ぎります。(←古いっ)
あのツイン・ベースの旨みが何だったのか判っていませんけれど。
もうひとつのライヴ音源が15分にも渡る表題曲のM3「Impressions」でして、John Coltraneのはまるで何かに取り憑かれたかのように垂れ流す吹きまくるサックスとそれに真っ向勝負を挑むElvin Jonesによる千手観音の如きのドラミングに神々しささえ感じてしまいます。
こちらでもEric Dolphyが張り切っていますし、演奏者たちの対話というよりは丁々発止の果たし合いですね、こうなりますと。
擦り切れた神経に塩を塗りこんで更に逆撫でしてくれるかのような、そんなはた迷惑な長尺ライヴです。
一転してM4「After The Rain」にはこれ以上ないほどに癒されてしまいます。
上記のライヴ音源とは対照的にゆったりとしたものでして、疲弊した脳みそをほどよくほぐしてくれます。
M2「Up 'Gainst the Wall」同様、以前に採り上げました『Ballad』(1962)に通じる安らかさです。
異様なまでの緊張感が全体を支配しているライヴ音源については未だに取っ付き難さを感じてしまいますけれど、初めて聴いた頃と比べてみますとその奥深さと言いましょうか、面白さを多分に感じさせる1枚であると認識を新たにした次第です。

今年、2007年はJohn Coltraneが亡くなってから40年という大きな節目でもあるのですね。
ジャズを聴き始めるに当たって当然、最初に触れるべき巨人のひとりとして意識し過ぎるくらい意識していた訳です。彼の求道者めいた姿勢に対して身震いを覚えたと言っても過言ではありません。
初めて聴いたのがAtlantic Records時代のベスト盤でして、その次に一気にこの『Impressions』へと手を出してみたんです。
そのただならぬ緊張感が漲るライヴ音源2曲は1961年11月に行われたニューヨークはヴィレッジ・ヴァンガードでの録音です。
そして、安らかな雰囲気を堪能することが出来るスタジオ録音2曲がこれまた美しい代物です。
2曲のライヴ音源のうちにM1「India」ついては、独特の東洋音階もさることながらソプラノ・サックスの音色にもEric Dolphyがぶちかますバス・クラリネットに対してもいつまで経っても居心地の悪さを感じずにはいられません。
普段からベース・ラインを追いかける癖があるのですけれども、ここではふたりのべーシストの競演にも馴染めないでいます。
ひとつのグループにべーシストがふたりと言えば、未だにNed's Atomic Dustbinの「Kill Your Television」が脳裏を過ぎります。(←古いっ)
あのツイン・ベースの旨みが何だったのか判っていませんけれど。
もうひとつのライヴ音源が15分にも渡る表題曲のM3「Impressions」でして、John Coltraneのはまるで何かに取り憑かれたかのように
こちらでもEric Dolphyが張り切っていますし、演奏者たちの対話というよりは丁々発止の果たし合いですね、こうなりますと。
擦り切れた神経に塩を塗りこんで更に逆撫でしてくれるかのような、そんな
一転してM4「After The Rain」にはこれ以上ないほどに癒されてしまいます。
上記のライヴ音源とは対照的にゆったりとしたものでして、疲弊した脳みそをほどよくほぐしてくれます。
M2「Up 'Gainst the Wall」同様、以前に採り上げました『Ballad』(1962)に通じる安らかさです。
異様なまでの緊張感が全体を支配しているライヴ音源については未だに取っ付き難さを感じてしまいますけれど、初めて聴いた頃と比べてみますとその奥深さと言いましょうか、面白さを多分に感じさせる1枚であると認識を新たにした次第です。
by chitlin
| 2007-05-30 22:04
| Jazz

































