Hey Ho Let's Go!


by chitlin
 今回はBlue Note Recordsを代表するヴィブラフォン奏者、Bobby Hutchersonの初リーダー作『Dialogue』(1965)に挑戦してみました。

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 リーダー作だというのにそれとも処女作だからなのか、彼自身の自作曲がひとつとして収録されておりません。

 そうなりますと、かのSam Rivers (ss, ts, b-cl,fl,)やAndrew Hill(p)がどれほど活躍しているのかをじっくりと味わうことが出来る1枚と言えるのかも知れません。
 M2「Idle While」などはフルートの音が実に良い雰囲気を醸し出しています。

 新主流派だとかその旗手であると言われましても実際には未だ右も左も判らない状態です。同じヴィブラフォン奏者のMilt Jacksonと確実に一線を画するくらいは気が付くことですけれども。

 それ故に既成のハード・バップとは異なる潮流を作り出して行く気概のようなもの感じ取ることが出来そうです。ひょっとして、聴き手にそう思わせる音こそが新主流派たる所以なのでしょうか。

 M1「Catta」では、フロントを支えるリズムがいささか呪術的な様相だと思って聴いていますと次第に得も言われぬ心地良さへと変わって行くという不可思議な感覚に陥ります。

 Joe Chambers(ds)作だという表題曲のM4「Dialogue」については、ただでさえ戸惑う場面の多い本作の中にあって極めて抽象的な1曲です。現状ではお手上げです。

 追加収録曲のM6「Jasper」が躍動感に溢れ、いちばん耳馴染みの良い演奏のように感じました。
 これが先のM1「Catta」と同じAndrew Hill作というは意外です。
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# by chitlin | 2007-03-17 23:56 | Jazz

The Doors / The Doors (1967)

 The Doorsの諸作品が拡大版という名目でまたぞろ新装発売されます。
 聴けば思わず漆黒の闇を連想してしまう『The Doors』(1967)を採り上げてみます。

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 今から40年前に発売されたのですから、当時の新生児が今では働き盛りの四十路という訳です。(←当たり前です)

 多くのロック少年の例に漏れず、とっつき易いワーナー・ミュージック・ジャパンの“Forever Young”シリーズを通して本作のCDを選んだことも大きなきっかけでした。
 『The Velvet Underground & Nico』(1967)を初めて聴いた時期と同じ17歳か18歳の頃でした。ロック名盤カタログの類に流されてしまったのもむべなるかなといったところです。

 そんなことも尾を引いておりまして、M1「Break On Through (To The Other Side)」については未だに編集済みのものの方が馴染みが良いのです。

 さて、オルガンの音が渦巻く辺りがサイケデリック・ロックとして認識される所以なのでしょうか。
 それは確かに他に類を見ない音世界ではありますけれど、M6「Light My Fire」をFEN(現AFN)で初めて聞いた瞬間から、自分の中ではサイケデリックな側面から離れたところにあるThe Doorsという確固とした大きな存在が胸の奥まで根を張っています。

 変幻自在の音色を繰り出すオルガンはベース・ギターの役割まで担うという大車輪の活躍です。ギタリストはフラメンコ経由にして繊細なフレーズをも弾き出し、対応能力の高いドラマーはジャジーな鉢捌きもこなすということからもロック・バンドとして非常に個性豊かです。
 Jim Morrison抜きでも相当な存在感を放っています。

 それでもJim Morrisonの深遠な歌声に一瞬にして魅せられては、まるで底なし沼に引き摺り込まれてしまいます。

 歌詞の表現から窺える難解さの一方で獣のように吼えたり大見栄を切ったりと演劇性を持ち合わせているという、言わば文学青年としての一面と超人的な野生児の一面を合わせ持つロック・シンガーならば途端に憧憬の対象と化すのも自然なことなのではないでしょうか。

 本作の収録曲はいずれもレコード・デビュー前よりライヴの場で充分に練られたということから、極めて完成度の高いアルバムに仕上げられています。

 たとえ、本作1枚で以て消え去ってしまっても永遠に胸に刻まれることは確実です。

 大袈裟がそれを通り越すと真実味を帯びて来る一例、なのかも知れません。
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# by chitlin | 2007-03-16 23:59 | Pop/Rock

パーマネント

 テレビドラマ『ハケンの品格』が最終回を迎えました。

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 クルクルパーマとスーパーハケンとの絡みはいつ観ても面白かったです。

 最後の最後で畳み掛ける場面には声を出して驚き、そして笑ってしまいました。

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# by chitlin | 2007-03-15 00:37 | 雑感
 ジャズ歌手が朗々とボサ・ノヴァ/サンバを歌い上げているような1枚、Celia Reisによる『Samba E Celia Reis』(1962)を聴いてみました。

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 勤務先での山場を何とか凌ぐことが出来た今日この頃、朝晩の冷え込みが厳しいものの気候が春らしくなって参りましてすっかり気分は新入生です。

 ブラジル音楽を好んで聴くようになったは良いのですけれども、例によって一向にブラジル音楽に対する造詣が深まらない中、しつこく追い掛けております。

 超絶ギタリスト、Baden Powell制作ながらオルガン主体でありまして、勿論ピアノも大活躍のボサ・ノヴァというよりもサンバと呼べる内容が嬉しいです。

 春の陽気に浮かれていますと迂闊にも聞き流してしまうほどに軽やかなスタンダードが咲き乱れ、スウィングするCelia Reisの歌声が美しく響くものの穏やかなBGMと紙一重とも限らないという絶妙さです。

 何でも幻の名盤と誉れ高いコレクター垂涎の1枚だそうです。
 また、“Paradise Masters”というこの復刻シリーズのCD化にはディスクユニオンが一枚噛んでいるとのことです。
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# by chitlin | 2007-03-14 23:56 | Brazil/Latin

White Album

 新垣結衣写真集『まっしろ』発売

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 まっしろというよりものっぺり、のような・・・。
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# by chitlin | 2007-03-13 00:15 | 雑感
 子供が海辺で戯れるといういかにも純粋無垢な様子をジャケットにあしらったアルバム、『If Wishes Were Horses』(1992)こそその名もBlueboyのデビュー作です。

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 元締めのSarah Recordsのことを知ったのが『In This Place Called Nowhere』(1992)という日本企画盤でした。その時点でのSarah Recordsの全貌を捉えた優れものでして、とば口として最適なオムニバスCDです。

 重度の繊細くんたちが大集合したその編集盤を重宝している訳ですけれど、別格のHeavenlyのほかに惹き付けられたのが本作にも追加収録されたBlueboyのデビュー・シングル曲、M9「Clearer」などでした。
 言葉にならないほどに透き通った弱々しい音像が胸を衝き、高揚感で満たしてくれます。 

 Orange JuiceやAztec Cameraなどを知るようになるかならないかの時期でしたから、Sarah Recordsの肝煎りでデビューした彼らを自分にとっての初めてのネオ・アコースティック(のようなもの)として捉えてしまったことを見逃してやってください。

 そんな彼らの特徴をいつまで経っても頼りない歌声とどこまでも行っても締まりのない演奏と申し上げたら失礼でしょうか。
 言うなれば、淡い水彩画の如くたなびく風景を目の前に届けてくれる、そんな塩梅です。

 手持ちの日本盤CDには『ポップキッスはもうおしまい』という痛々しい邦題が付けられていまして、彼らの件のデビュー・シングルである『Clearer』と2枚目のシングルである『Popkiss』からの楽曲すべてが追加収録されています。

 本編の全8曲も充分に貧弱な佇まいなのには違いないんですけれど、意外にも収録曲の出来はそれなりに上々なのです。その不安定さ、腑抜け具合が心の琴線に触れる訳です。

 M5「Sea Horses」などは突っ走りながらも男女混声が映えるお気に入りの1曲です。M11「Popkiss」も気持ち良く駆け抜けて行きます。

 ボサ・ノヴァを取り入れたものもあれば紅一点の女性メンバーが時折、チェロを弾いたり歌ったりと可憐に活躍することで多少なりとも起伏に富んだ構成となっております。

 おまけに初期シングル曲群の青臭さが上乗せされているものですから、そのお得さに惑わされているとしても後悔することはありません。

 軟弱だ何だのさじを投げたくなるだの(←酷い言い草)と申し上げてみましても、未だにジャケット写真そのままと言えるこの手の温い音世界にほだされ続けております。
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# by chitlin | 2007-03-11 23:08 | Pop/Rock
 サザン・ソウルの重鎮というよりもサザン・ソウルそのものを体現する孤高のシンガー、O.V. WrightがHi Recordsから放った1枚目がこの『Into Something Can't Shake Loose』(1977)です。 

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 1977年発売ということで新しめの音を苦手とする身には厳しいのではと思ったのも束の間、深みのある歌心が溢れるのと同時に泥臭いサザン・ソウルの香りが立ち籠める素晴らしい作品です。

 表題曲のM1「Into Something (Can't Shake Loose)」については、時節柄でしょうかモダンな曲調を難なく歌い切ったファンキーな1曲です。
 鮮やかなまでの切れの良さがアルバムの冒頭にぴたりとはまります。

 M3「Precious, Precious」とM6「Trying To Live My Life」の2曲はソウル・ファンの心の故郷、Otis Clayの名唱で知られるものです。
 どちらもO.V. Wright流に料理され、これ以上にないほどの絶品に仕上げられています。

 カヴァー曲以外にも勿論聞きどころはありまして、M4「The Time We Have」でのじっくりコトコト煮込んで行くような様子などには堪らないものがあります。

 アルバムの最後には圧巻のメドレーが待ち構えております。咽び泣くようなバラードというよりも聴いているこちらが泣けて来るM7「Medley」の内訳がこれまた怒濤の3連発なのです。

 「God Blessed Our Love」Al Greenに「When A Man Loves A Woman」Percy Sledgeと来て、Otis ReddingやThe Rolling Stonesも歌った「That's How Strong My Love Is」には心底参ってしまいます。
 もともとは1964年に吹き込んだという「That's How Strong My Love Is」を本家本元であるO.V. Wright 自身が激唱するとなれば、やはり涙なくしては聞けません。

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# by chitlin | 2007-03-10 23:51 | Blues/R&B

Rocky Raccoon Dog

 残業続きの今日この頃です。

 先日、最寄りの駅からの帰り道にて狸に遭遇してしまいました。3度目です。

 太った猫が車道を横切って来たと思いきや、お互いに一瞬目を合わせまして。
 狸であることを確認いたしました。

 実に堂々としたものです、道を譲ると奴さんは平然と闇夜に消えて行きました。

 近場に森林公園があるとは言え、そこを根城に生息し人里まで行動範囲にしている訳です。
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# by chitlin | 2007-03-09 23:52 | 雑感
 今回はBlack Sabbathの3枚目のアルバム、『Master Of Reality』(1971)を選んでみました。
 実はBlack Sabbathを聞くこと自体が初めてのことです。

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 先日、復刻された紙ジャケットCDは型押しエンボス加工箱型ケースという特別仕様に特殊カンパニー・スリーヴ付属ですので、それだけで物欲が頭をもたげるというものです。期待に胸を膨らませて購入してみた訳です。

 また、放蕩研究所のprodigal所長さんの記事を拝見して決断したとも言えます。prodigal所長さん、ありがとうございました。

 元祖へヴィ・メタルだという先入観よろしく不気味で恐ろしく、重心の低い音作りを想像していました。当時としては画期的なものだったはずのその音作りを目の前にして少し戸惑ってしまったことは確かです。

 特にスネア・ドラムなどは思っていたほど重たくは感じませんでした。それでも、古色蒼然した雰囲気はいかにも好みのものです。
 Ozzy Osbourneの歌声にしても、もっとおどろおどろしかったり金切り声だとか思いきや今の耳で聞く分にはまったく苦にならないものです。

 聞き始めてみましてすぐに注意を惹かれるのがやはりギターです。Tony Iommiが縦横無尽に繰り出すモンスター・リフが山盛りです。間違いなく無類なギタリストです。

 M4「Children Of The Grave」の疾走感には痺れてしまいます。無機質なパーカッションが獰猛なまでに打ち鳴らされるのが特徴です。

 漆黒の闇の中に咲いた美しい白百合ようなM5「Orchid」(実際にはランですけれど)を挟みつつ、これまた静謐感に満ちたM7「Solitude」も聞きどころです。

 それにしても、彼らの音に触れてみた第一印象として感じたことは本作自体のまとまり具合と同様にグループとしてきっちりと一体感があるということです。4人が一丸となって一心不乱に取り組んでいる様子が目に浮かびます。非常に真面目な方々なのでしょう。

 全体的には重たいというよりも硬い感触を覚えました。
 あとはもう初期のNirvanaへ及ぼした影響力の大きさに想いを馳せるばかりです。
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# by chitlin | 2007-03-07 00:34 | Pop/Rock

俺、参上!

 ・・・から早1ヶ月余り。

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 女性陣の好演も手伝いまして、やたらと面白い『仮面ライダー電王』を毎週観る羽目になりました。

 桃太郎→モモタロス

 浦島太郎→ウラタロス

 金太郎→キンタロス

 と、ここまでは容易に想像出来るものですけれど。

 残るひとつとして考えられるのは、差し当たり・・・

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 曙太郎→ボノタロスでしょうか。
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# by chitlin | 2007-03-04 10:49 | 雑感